「 一 燈 照 隅 」

~ 次代につなぐ希望 ~

南国青年会議所
第48代理事長 式地 弘

【はじめに】

 私が生まれ住み暮らしている土佐町は高知ブロックのどの青年会議所の活動エリアにも含まれていない町で、青年会議所は身近なものではありませんでした。そんな中、南国青年会議所に出会えたことはとても幸運な出来事でした。楽しいとき、辛いときを共有できる仲間がいて、自己成長の機会を多分に与えて頂きました。まだまだ未熟者ではあります が、感謝をもって 1 年間活動して参ります。

一燈照隅
 本年のスローガンは一燈照隅、隅を照らす小さな灯りを意味します。そして、私自身は小さな灯りですが、火を絶やさず、燃やし続け、次代に繋げていくことが私の使命です。 さらに、一燈照隅には万燈照国と続く言葉があり、一つひとつは隅を照らす小さい灯りで も十、百そして万と集まれば国を照らすことが出来るという意味です。私たち一人ひとり が一燈であり続け、火を灯す人を育て、繋がることで明るい豊かな社会が見えてくると考 えます。そして、そうした繋がりこそが今後の人生を豊かにしてくれます。

【 会員拡大について 】
 青年会議所には優秀な人材を育てる環境がありますが、人員不足により一人当たりの負担が増え、新入会員に寄添った教育が出来なくなっています。そして、負担軽減のため事 業を縮小すると経験を積む場所が失われていきます。やりたい、挑戦したい、成長したい と思う人材が育つ環境を守るため、そして地域に良い変化をもたらせる仲間を増やすため に 200%の拡大を目標に活動して参ります。

関係団体との連携強化
 南国青年会議所は南国市、香美市、香南市の社会福祉協議会とそれぞれ災害ボランティア協定を締結し、平時より関係を構築しています。しかし、単年度制である組織体制により事業で構築した関係団体との関係が引き継がれないままになっている場合もあります。 また、南国青年会議所単体では実現できない事業も協同により実現可能になることから先輩方の残してくださった繋がりを一層強固なものとし次代に引き継いでいく必要がありま す。

出向について
 本年ブロック会長輩出にあたり高知ブロック協議会の運営を行うべく、多くのメンバーが出向します。そして、高知ブロック協議会だけでなく四国地区協議会や日本青年会議所 にも出向者を輩出し、全てのメンバーが出向します。さらに、京都会議や、サマーコンフ ァレンス、全国大会に多くのメンバーと赴くことで得られる経験や、繋がりが次代につな がる希望の灯になると確信しています。

2024年度スローガン

「 一 燈 照 隅 」~ 次代につなぐ希望 ~

基本方針

・会員拡大

・関係団体との連携強化

・出向支援