
「道」
~ 一歩踏み込む勇気 ~
南国青年会議所
第47代理事長 三谷 新吾
【はじめの一歩】
2017年に南国青年会議所に一歩踏み出し事業を通して子供たちと関わっていく中で人生という道において様々な体験や経験が重要だと強く感じました。青年会議所の活動の中で様々な体験や経験を積ませていただき、この地域には成長の機会を提供できる魅力がたくさんあることに気づかされました。この度南国青年会議所第47代理事長の職をお預かりさせていただくにあたり、背中を押してくれた家族、会社、メンバーの皆様には心より感謝しております。南国青年会議所で体験したことや培ってきた経験を活かし、諸先輩方が築き上げたくれた歴史と伝統をしっかりと次の世代に繋いで行けるよう邁進してまいります。
【子供たちに向けた食育事業の道】
食に関する教育は豊かな人間性を育んでいく基礎となるものです。昨今、大量消費の時代にあってお店に行けば気軽に食料が手に入り、作り手や材料を作っている生産者そして材料となった命たちを意識する場面がなくなったことで「いただきます」、「ごちそうさまでした」の感謝の意味が分かりづらくなっています。食事だけに注目するのではなく、⽣産から消費までの⼀連の流れを体験するツアーやスクール、料理教室等を開催することが、食育として今求められている活動だと考えます。南国青年会議所としても、今後の未来を担っていく地域の子供たちが健全な食生活を実践できるよう支援することを最重要課題とし、様々な方面から食育に取り組みます。
【 能動的市⺠が集まる広報の運営 】
JC の仲間達といるとき、いつも思うことがあります。どこにも負けない個性派揃いの良い組織だなぁと。仕事や家庭以外で、何かのために⼀⽣懸命になれるということは本当に楽しく、かけがえのない時間だと感じるからです。コロナ禍の影響も相まって、多くの⼈々がソーシャルメディアを利⽤している時代だからこそ、ローカルな情報を軸に、南国⻘年会議所ホームページを今まで以上に充実させ、我々が市⺠と⾝近な存在であると感じてもらえる発信を⾏い、組織をアクティブ化、能動的市⺠との繋がりを持てる環境をつくることを⽬指します。
【 理念共感型会員拡大の道 】
東京一極集中に伴う高知県の若手人口減少など社会的問題点もありますが、一方で、各都道府県が打開策として講じている移住支援政策のIターン・Uターン支援の甲斐もあって現役世代の20~30代の方々が高知県へ流入しています。新天地として高知県を選んだ方や、生まれ育った高知県が好きで戻ってきたという方には我々南国青年会議所の取り組みや理念に共感していただけると思います。そして、今後このような方々へ南国青年会議所の情報を発信することが大変重要であると考えます。また、南国青年会議所の既存メンバー全員がJCの本質を理解することも重要です。内外に理念の共感を図り、一緒に地域の未来を語り合えるリーダーを育成し仲間と共に歩んでいくことこそが南国青年会議所の未来を照らし、日本の未来を輝かせる大きな力になると考えます。
【 高知ブロック大会南国大会の道 】
2013年の南国大会以来、10年振りにこの南国の地での開催となります。開催地ロムとして委員長を輩出し、高知ブロック内メンバーに参加する意義を出していけるよう大会構築をいたします。また、ブロック大会はブロック内における最大の運動発信の場でもあり、ブロック協議会という組織を進化させていく上で貴重な機会です。それは南国青年会議所という組織にも同じことが言えます。組織とは、個々の集団であり、ブロック大会の開催を通じてメンバー一人ひとりが自己成長することで、明るい豊かな社会の実現につながると信じています。高知ブロック協議会のメンバーの皆様と手を携えながら、全員が当事者意識を持ち、一枚岩となって、南国らしさを盛り込んだ、おもてなしの心で、高知ブロック大会南国大会を創り上げていきます。
【 結びに 】
それぞれの考え方の選択肢はたくさんありそれぞれが思い描く道に向かって全力で歩んで行きましょう。我々の一歩踏み出した青年会議所の活動は40歳までというタイムリミットのある道の中にあります。色々な人と出会い、時間を共にし、価値観を成長させ、多くの経験ができる道のりです。チャレンジして失敗することがあるかもしれません。しかし、不安を抱えながらも共に悩み、考えてくれる仲間と一歩を踏み込んで、好奇心溢れる道を大いに楽しみ、人生をより豊かなものへと変えていきましょう。
この道を行けば どうなるものか 危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし 踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる
迷わず行けよ 行けばわかるさ
2023年度スローガン
「道」~ 一歩踏み込む勇気 ~
基本方針
・子供たちに向けた食育事業の実施
・理念共感型会員拡大の実施
・ブロック大会南国大会の開催